2016年3月
川手鷹彦と行くタイ・アユタヤ「純粋藝術」8日間 ”日中合作”
言葉の響きとリズムによる藝術創作の旅
今回のツアーは、講師の川手鷹彦が「高度な言語藝術の訓練に耐えうる技術/素養がある」と判断した方に告知・募集を行い、日中二カ国より合わせて6名が参加となりました。
全体を通して参加者はそれぞれがもつ身体的・藝術的感覚を駆使することが要求され、非常に密度の濃い稽古を重ねました。
言語表現の実践に際しては参加者それぞれに川手から課題が与えられた他、個人セッションや、個人指導などの時間が設けられました。
7日間の稽古では、早朝の参拝/観光で川手よりタイの文化についての話をきき、午前・午後の稽古は、ボディワークで身体感覚を磨いたのち、稽古に入っていきました。
<取り上げた作品>
- 漢詩:王維『鹿柴』『鳥鳴澗』『竹里館』 、李白『月下独酌』、杜甫『旅夜書懐』
- 和歌:藤原定家、藤原俊成
- 川手作詩『虫の音は真珠 …』より和歌・俳句 への展開
- 川手作詩の謡い
取り組んだ作品は川手の演出により一作品として、ツアーの最終日に発表されました。
参加者の声
参加者1人1人に対する先生の指摘や助言は鋭く本質的で、文化/芸術的な歴史の講義も興味深かったです。
中国の方々の感性の豊かさ、鋭さ、繊細さにも”恐れ入りました”。
朗唱の稽古では、先生の丁寧なご指摘によって、子音や母音、言葉のもつ響き・イメージ・力を体験することができました。
2016年2月
川手鷹彦の頭の中をのぞいてみよう
2015年5月にスタートした2015年度の講座も、舞台公演「蛇の密約」連動講座の第3回をもって終了いたしました。
中国・天一閣での講義
中国社会の富裕層の母や子弟の集まる民間倶楽部にて、子どもを対象にしたごっこ遊び・わらべうたと昔話のクラス、子どもと大人を対象にした演劇クラスを行いました。
中国・春之谷での講義
北京にある春之谷にて、治療教育者になるための実技学習として、言語藝術の中でも特に表現の難しい「抒情詩」を主題にした講義を行いました。
2016年1月
Artistic Performance
2015年の年末年始にかけて、北京市内においてArtistic Performanceを2回開催いたしました。
チベットの音楽家、北京の演劇人らと、川手の朗唱、即興などの白熱のパフォーマンスに、中国人観客は感嘆の声をあげていたようです。
舞台公演「蛇の密約」
諸民族に伝わる龍神/蛇神信仰や、後漢の光武帝治世、アンコール王朝を彷彿とさせる舞台設定に、多種多様な文化の融合・混淆の可能性を提示した戯曲と譚詩『蛇の密約』。
能楽囃子方の名手が現出させた空間において出演者たちが渾身の演技で表現し、無事閉幕を迎えました。
2015年12月
チベットでの治療教育講座
チベットにて中国人受講生を対象に藝術治療教育と演劇の講座を行いました。
2015年11月
川手鷹彦と神秘に触れるカンボジア・アンコールワット6日間
演劇合宿 戯曲と譚詩『白蛇の密約』
参加者たちはアンコールワットなどのクメール遺跡群や戯曲の舞台になった場所を巡ったり、カンボジアの伝統舞踊を見学したりしつつ、演劇稽古を重ねました。
この後、参加者たちは舞台公演「蛇の密約」に臨みます。
参加者の声
本当の芸術体験と日常に溢れている芸術やスピリチュアルと呼ばれるものとの質の違いや希少さが、言葉では表せないですが実感としてわかりました。演劇の稽古で日常を超えた世界に踏み込んでいくことが、逆に日常を生きる大きな力となるということも含めて。
川手鷹彦 作品展
川手が戯曲・物語執筆の傍らに描いてきた、大自然と背後の存在たちへの慈しみ溢れる挿画・細密画のほか、有形・無形の作品が展示されました。
第二回屋我地診療所「演劇プログラム」
昨年に引き続き、沖縄の子供たちのほか、全国から子供たち・大人たちが参加して治療教育としての演劇を体験しました。
2015年10月
大分での治療教育講座
川手が外部講師をしている大分での藝術治療教育者養成講座(2年間コース)の 第3回目が10月に行われました。
夏に行われた第2回目で演劇体験をした受講生たちは、今回は「わらべうた」に取り組んだ様子です。
成田での催事・講義
千葉県成田市にて、川手が子どもたちにお話を語り、母たちに子育てについての講座を行いました。
2015年8月
大人のための演劇塾 〈 蟹の王子 〉 第二期生(後期)
新メンバーやピアニストを迎え、塾生たちは改定された戯曲『親の愛 子の敬い 〜「ヒト」の正義について〜』に取り組みました。
塾生たちの稽古の結果は、1時間30分にも及ぶ舞台に結晶しました。
参加者の声
強く感じたことは、自分が愛だと思っているものは表面的な愛情に過ぎないのかもしれない、ということでした。 戯曲中の母子の会話や、幕後の若かりし日の母子の場面の演技指導を通してそう感じました。(中略)演じることで過去に起こったことが癒されたような体験でした。
舞台公演『親の愛、子の敬い』
大人のための演劇塾 〈 蟹の王子 〉 塾生による舞台公演が行われました。
ご来場いただいた方からは「泣いてしまいました」「感動しました」とのお声をいただきました。
川手鷹彦 - 黒川五郎 藝術とワインの夕べ2
ギリシャ哲学・文化、茶道などを取り上げ、教育哲学を論じていた二人が20数年ぶりに語らいました。
その後の第二部では、川手と黒川五郎氏が参加者と交流しながらワインを楽しむ宴となりました。
2015年7月
シェムリアップ講義
中国人向けの治療教育・演劇の講義を、第三国・カンボジア王国のシェムリアップにて行いました。
2015年6月
川手鷹彦 - 福田直樹 藝術とワインの夕べ
福田直樹氏のチェンバロの響きに乗せて、音楽・文学とワインにまつわるエピソードを語りました。
その後の第二部では、川手と福田直樹氏が参加者と交流しながらワインを楽しむ宴となりました。
2015年5月
大人のための演劇塾 〈 蟹の王子 〉 第二期生(前期)
2014年度の作品『豆腐苦瓜オデュッセイア』に引き続き、第二期がスタートしました。
塾生たちは自主稽古を重ね、後期を迎えます。
高塚直裕と川手鷹彦によるサロン文化 舞台公演『親の愛、子の敬い』
今年度のサロン文化、第一回目では大人のための演劇塾 〈 蟹の王子 〉 塾生による舞台公演が行われました。
2015年4月
沖縄 演劇合宿7日間 『漂流による魂の発展』
沖縄北部(名護市近郊)で演劇合宿を行いました。
今回は、美しいコロスの言葉(リズムと響き)を表現するために、言語造形にも取り組みました。
参加者の声
毎日演劇の稽古づくし、とても楽しかったです。同じく演劇を愛する人たちと過ごす時間も私にとって大きな刺激になりました。 演劇はチームワークなんだということも感じた合宿でした。親子で行く川手鷹彦とカンボジア・アンコール王朝遺跡郡をめぐる旅
力作『物語守護少女天使』の冒頭に出てきたアンコール遺跡。
川手戯曲作品の執筆に於ける最も豊かな泉アンコールワットと周辺遺跡群を巡り、深い霊感を受け、生命と魂の真理に触れる旅となりました。
参加者の声
本当に魂が洗われるような7日間でした。子ども達は、この旅の間、驚くほど生き生きとして楽しそうでした。美しいものに触れられた喜び、いろいろな体験で得た自信、地元の方のくらしを見て芽生えた胸の痛み・・・などなど、この旅行で感じたことは、子ども達のこれからの人生の大きな糧になりそうです。
2015年2〜3月
中国での治療教育講座
中国3都市にて川手は講義、講演、ワークショップ、各種施設への訪問を行いました。
初めての訪問からちょうど一年の北京では、各種コースで演劇が取り入れられ活発な取り組みが行われています。
また、スイス時代の友人と北京の地で再会しドイツ語の懐かしい会話がとびかっていました。
嘗てのドルナッハの仲間たちと、中国人教師二人
アモイ連続講義/ワークショップ
中国側からの依頼によって川手が書きました文書をフェイスブックページ(川手鷹彦伝言版)に掲載中です。
そちらもあわせてご高覧ください。