藝術・言語テラピー研究所「靑い丘」主催プログラム
子どもの心は美しく、常識や先入観に囚われずに物事を感じ取ります。彼らに学ぶことで、疲弊した既成の価値観から脱出してください。自分の周囲にある壁を越えて、身を晒す覚悟が必要です。自己の存在感(自分が自分であり、他者が他者であるという、紛れもない実感)を表現できなければ、相手の自己意識に働きかける治療教育は出来ません。 ところで「子どもの意識に働きかける」とは、安易な言葉がけではありません。それは、彼らの存在の根底にある痛みへの問いかけなのです。
日時
前期: 5 月 2 日 〜 6 日( 5 日間 × 90 分 / 日) 16 時 〜 17 時半
後期: 8 月 20 日 〜 24 日(5 日間 × 90 分 / 日) 14 時半 〜 16 時
内容
前期:治療教育の根底にある世界観を学ぶ
「心の保護を求める子どもたち」の「心の保護」に携わるには、その子どもの三度の転生に関わる極めて重要な役割りを担う覚悟が必要である。より正確に表現するなら、「果たして自分はこの子の人生に関わる使命、つまり転生に伴う 〈 過去の清算 〉 〈 現在の調整 〉 〈 未来への準備 〉 をする役が、与えられているのか」を問い続ける作業こそが、治療教育である。その根底にある世界観を集中して学びます。
講義予定
神々の仕事、パルチヴァールの問いかけ、受難、聖金曜日の意味、聖木曜日と聖杯、古代の叡智と巨人族
後期:《花の家》手引書を読み解きながら実践を学ぶ
治療教育者としての「揺るぎない基盤」を作るために、一般財団法人《花の家》手引書をテキストに学びます。
この手引書は、川手鷹彦が治療教育者として長い道のりを歩みながら会得したこと、更にはそれを現場で如何に実践しているか、をひもといた書です。治療教育者として、子どもを見守ることを許される心の基礎的状態が得られるようになるための実践的講座となります。
テキスト
使用テキスト 一般財団法人《花の家》手引書(非売品)、配布資料
参考文献 『パルチヴァール』郁文堂(絶版)、モーリス・メーテルリンク戯曲『青い鳥』
受講料
前期 30,000 円 後期 30,000 円
*単発受講を認めておりません。
*前後期一括納入割引(48,000円)
場所
一般財団法人《花の家》本部
〒 052 - 0022 伊達市梅本町 39 - 22
電話 0142 - 82 - 3910
お申込み・お問合せ
受付は終了いたしました。お問合せはこちらから。
共催
一般財団法人《花の家》、藝術・言語テラピー研究所「靑い丘」